アニメラグナロク第7話〜「なぐさめてくれるの?」〜

静かな夜。雨が降っている。ここは海辺の小さな町。突然、灯台から警報が鳴り響く。人々が灯台に向かって走っていく。「難破船が到着したぞー!」船内。「こいつはひどい・・・」どこからか赤子の鳴き声がする。男は泣き声をたどっていくとある船室にたどり着いた。そこだけ別世界のような綺麗なベッドの中に、泣き続ける金髪の赤ちゃんが。赤ちゃんを抱き上げると、青いオルゴールが転がり、フタが開いた。オルゴールは優しい音楽を奏で始めた。〜OP〜
アルベルタ行きの高速船の上。新しい土地に、期待で胸をふくらませる一行。しかし一人だけ沈んでいるマーヤ。タキウス「どうしたの?酔ったのですか?」「・・・放っておいてよ!」間もなく「アルベルタについたぞー」船員の声が響く。
アルベルタは一行の予想に反してとても平和な港町。街の人が言うには「アルベルタ中モンスターだらけだぜ。」しかしウィロー、ファブルやルナ、ポリンみたいな無害なモンスターだらけ。拍子抜けした一行。ユーファ「せっかく南の島に来たんだし、ゆっくりしましょう」ジュディア「裸で泳ぎたい気分ヤナ」「はだかー?」(ロアン妄想始まる)ロアン倒れる。ユーファ「どうしたのー!?」ジュディア「どうせエッチな想像でもしてたんやろ。」タキウス「邪な波動を感じたので外に出てきます。」タキウス退場。「これはこれはなつかしい顔があるのー」人のよさげな老人がマーヤに話し掛ける。マーヤ「別に戻ってきたくて戻ってきたわけじゃ・・・」ロアン「マーヤを知っているの?」「知ってるも何もこの町はこの子が育った町だからな。」マーヤ「うるさいわねー!ほっておいて」退場。おじいさん「あの子にとってこの街の思い出は辛すぎるかもしれないな・・・。」
マーヤの回想。声のみ。「これで商売開始よー。」「やめて、やめてー」
路地裏でたくさんの男にちやほやされるアコライトを見かける。マーヤ、彼女に食べかけのアイスを投げつける。「いやーんなにこれ・・・!?」マーヤ「フン!」
高台で景色を眺めながら思いにふけっていると、穴の開いた屋根をみつける。そこは倉庫のようだ。青いオルゴールが置いてある。「あれ、倉庫の中、綺麗になってる・・・」倉庫の外から声がする。男たち「なんだ、モンスターがたくさん発生したというから着てみたら・・・」ピンクの髪の女ローグ「お前は私たちを満足させてくれるかい?」アリスに詰め寄る3人の悪党。マーヤ、問答無用でCRでぶっとばす。
足元にほうきを見つける。「・・・あなたがココの倉庫を掃除してくれたの?」
一行から離れ、海辺のテラスで一休みしているタキウス。その横を女ローグたちが通り過ぎていく。「あの暴力商人がー、・・・覚えていろ!」「暴力商人?」心当たりのある単語にタキウスはっとする。
海辺の倉庫。「あんた・・・独りぼっちなの?」アリスは言葉が喋れないのか黙っている。「あたしもだよ」たどたどしい言葉で一生懸命自分の名前を伝えようとするアリス。「私はマーヤ、ま、あ、や」そのやり取りを陰で見ている者がいた。タキウスだ。〜CM〜
夕暮れの町。レストランで夕食をとる一向。そこにマーヤの姿はない。「マーヤちゃん、どうしたのかなあ・・・」そこへ戻ってくる。「ごめんなさーい、まーちゃん遅くなっちゃったー。」いつも以上にはしゃいでいる感じが痛々しい。タキウス食事の手を止め乱暴にナイフとフォークを置く。「この中にモンスターと通じている者がいます。」マーヤの表情が豹変。「着けたのね!」すごい形相でタキウスをにらみつける。「人間はいつもそう!ずるくて、自分のことしか考えてなくて・・・!!人間なんかよりポイポイやアリスちゃんの方がまだましよ!!」レストランを飛び出すマーヤ。再び倉庫へ戻る。マーヤ、アリスを見ると、今までこらえていた涙が堰を切ったようにあふれ始める。激しく泣きじゃくるマーヤ。アリス、マーヤの頭をなでながらオルゴールの歌を口ずさむ。マーヤ「!」「どうしてその歌を・・・」マーヤ、自分の過去を話し始める。「私、難破船の生き残りだったの。この町で一人で生きてきたの・・・。」
回想シーン。冷たい雨降るアルベルタの町。幼いマーヤには帰る家もない。倉庫でひっそり雨宿りしている。そこへポリンがりんごを持ってくる。「ありがとうポイポイ。」「見てぇ、リンゴを売るの。」いままでポリンが持ってきた大量のりんごと、手作りっぽい木のカートを得意げに見せる。「これで商売開始よ。」勢い込んで町で露店を始めようとすると、突然、たくさんの男たちに囲まれる。「お前―、誰に断って見せだしてんだよ!」その中には、このあいだゲフェンで倒れた男もいた。「ここで店を出すには、商人組合に断りが必要なんだよ!」男たちのひどい暴行によって、ズタボロにされるマーヤ。カートは無残に壊され、その残骸と散らばったリンゴだけが後に残った。
「そのとき学んだの、人間はサイテーな生き物だって。その後の私は生きていくためならどんなことでもやったわ。」何も言わずに再びあの曲を口ずさむアリス。「・・・慰めてくれるの?」
倉庫の外にジルタス。「おや、この歌は・・・」一瞬優しい表情になるが、その心を振り払うように飛んでいく。その先にヘイズが待つ。ジルタスのさっきの一部始終を見ていたように話し始める。「最初から期待するな、信じるな・・・バフォメットはお前の心を埋めてくれたか・・・」すっと近寄りジルタスの仮面に触れる。「この仮面が全てを表している、こころと、・・・使命もな!」
倉庫の中。アリスとマーヤが寝ているとローグがお礼まいりにやって来る。「よくも恥かかせてくれたね!やっちまいな!」逃げる二人。ローグ達は追ってくる。突然タキウスが現れ、マーヤの行く手を阻む。タキウス、魔法の構えを始める。マーヤ「そんな・・・」「やめてー!!!」「FD!!」氷の像が3つ・・・。ローグたちは氷の中に閉じ込められてしまった。マーヤ「あなた、なぜ・・・」タキウス「過ちを正すことが出来るのが人間なのです。そのことをあなたに知ってほしかったのです。」
アリス、懐からガラスの靴を差し出す。マーヤ「あたしにくれるの?」太陽の光にかざすと、ガラスの靴は綺麗に輝いた。〜続〜
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今回はつっこみどころ少ないなーなんて思いきや・・・、最後の最後でパッチあたりましたよ。
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[アップデート情報] 5月18日

■フロストダイバーが範囲攻撃になりました。
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これでウィズ様もSGいらず!SG切りのあなたも、FDさえあればもう肩身の狭い思いはしません!!