育児マンガ比較

なんとなく読んでしまう育児マンガ。全国のママさんに共感したいお年頃です。
星の数は、私のお気に入り度です。共感できるか否かが最重要ポイントです。

『あかちゃんのドレイ』

★★★★☆(4)
出産前に読んだ時は、正直、そこまで面白いと思いませんでした。でも産後になって、ふとネタを思い出しニヤリとしたり、自分の子と照らし合わせて「ヒヨちゃんはこのくらいのときどうだったっけ?」と気になってみたり。
普通の主婦目線で綴られてるので、普通に共感できて好感が持てます。旦那ピロキさんのおっとりキャラが魅力的だったりある時は一緒にイラっとしたり、ナニワのじいさんや保育園のお友達も上手にデフォルメされてて、登場人物も自然でいいバランス。

育児疲れ → 妄想/ブチ切れ → でもやっぱこのままでいいじゃん?
毎回だいたい決まってこの流れで、短編モノならではの安心感があって良いですね。しかしさすがに3巻4巻読み進めて行くとある種のマンネリ感もぬぐえず・・・。

あかちゃんのドレイ。(1) (ワイドKC Kiss)

あかちゃんのドレイ。(1) (ワイドKC Kiss)

ママはテンパリスト

★★★☆☆(3)
漫画家による漫画家の出産エッセイってとこでしょうか。
プロの仕事なんで、出産育児全く関係ない人が読んでも楽しめると思います。それが逆にネタとしてまとまり過ぎてて「これは無いワー!」って思う話もしばしば。本人曰く「作ってない」らしいんですが、編集と綿密に打ち合わせして構成してるような、ある種スキの無さを感じます。また環境が特殊で、常にたくさんの人・・・編集さんやアシスタントさんが自宅に出入りし、仲はいいのにパパとは別居(なのかな?)、別世界のヒト感があふれてます。

1巻の前半は自然な感じで面白かったのに、回を追うごとに漫画のキャラクターとしての”ごっちゃん”がエスカレートして、ちょっと特殊な子に育ちそうだねって余計な事を思ってしまいます。

好きな点は、絵が上手で可愛いので、ちょっとした1コマがすごく印象に残って大笑い出来る点です。

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

毎日かあさん

★★★★☆(4.5)
育児マンガ?って疑問符ついちゃいますね。子供の話なので一応並べてみますが、普通にサイバラ漫画です。サイバラ家の日常以外の何者でもありません。出産前に友達に借りて読みふけってました。アニメ化されてますが完成度が高いからメディア露出が高いのかというと、そうでもないんじゃない売り方上手なだけじゃないと思ったり。サイバラ家といういたって個性的な一家の出来事なのに、「ママはテンパリスト」みたいに特殊な世界感を匂わせないのも、そういう上手さがあるんだと思います。
その後お友達から入院中に「ああ息子」をもらいました。息子を持つママさんたちの苦労話を一般募集かなんかして、サイバラさんはイラストちょこっと載せてるだけです。守銭奴のニオイがぷんぷんしても、そこがいいと思えるのは、この人だから。他の人だったら許せないんですけどね。ちょっと信者かもしれない。

毎日かあさん カニ母編

毎日かあさん カニ母編