アニメラグナロク第6話〜「誰にも私の邪魔はさせないんだから」〜

河を下って行く一艘の船。グライストヘイムへ向かっている。乗っているのはイルガ、ユーファ、ロアン、そして不安げなロアンを気遣って声をかけるキーオ。「緊張するな。・・・もしもの時は、ユーファのことを頼んだぞ。」ロアン「はい!」〜OP〜
平和そうな町の中に、とつぜん女の子の悲鳴が響く。ユーファ「いやー!」ロアン「そんなこといわないで、早く中に入ろう。」宿屋の前でなにやらもめているグループ。ユーファ「絶対私は入らない!私は兄さんを探しに行くの!!」一向におちつく気配のないユーファ。マーヤ、ジュディアに耳打ち。「アンタがいけないんでしょ。あんたがユーファのお兄さんが生きてるなんて言うから・・・。」
ロアン「キーオさんを探すって言ったってどうやって?」ユーファ「オーク村に行く!」ロアン「そんなこといっても急にはムリだよ。装備を整えないと・・・」ユーファ「今すぐいくの!今すぐ私と行って。お願い、ロアン!」ロアン「ムリだよ、そんな無茶言わないで・・・」ユーファ「じゃあ私一人でも行く!行くったら行くったら・・・!」突然タキウスの平手うち。ふっとばされたのはロアン。タキウス、ユーファを諭すように「落ち着きましたか?あなたの気持ちはよく分かります。しかし何にも当てがないのに見つかるほど世界は狭くないのです。」少しおとなしくなったものの一向に引かないユーファ「でも私・・・、兄さんを探しに行きたいの。」
日が暮れて、ユーファの寝室。「兄さん・・・」枕をぬらすユーファ。それを見つめるロアン「ユーファ・・・」
酒場。ユーファを除く一行が集まっている。ロアン「ユーファはやっとねむりました。」タキウス「先ほどは失礼しました。彼女を落ち着かせるにはあの方法しか思いつかなくて」ロアン、イルガに問い詰める。「本当にキーオさんは生きているんですか?」ゆっくりと話し始めるイルガ。「そう・・・ヤツは、キーオじゃない。ヘイズ、混沌を呼ぶ者・・・。」続いてジュディア、ロアンに話をふる。「自分らこそイルガとどんな関係やねん。あの女の子も・・・。昔PT組んでたんやろ。」
回想シーン。『イルガさんとキーオさんは大親友。僕とユーファはおさななじみ。そしてユーファのお兄さんがキーオさんだった。・・・』ブパをなぐるノビ時代のユーファとロアン。べと液がユーファの顔にかかるが楽しそうにレベル上げに励む2人、それを見守るキーオ。場面変わって、4人が森を歩いているとユーファの悲鳴。ロアン、助けようとするがそれより早くキーオが動く。「兄さん、ありがとう!」プロンテラ大聖堂。ユーファが転職した時のこと。「兄さん見て、これでわたしも今日からアコライトよね。」陰で見守るロアン。『僕はイズルートでソードマンになる試験を受けました。僕はキーオさんのようにユーファを守る存在になりたかったから。でもそんなある日・・・』ロアン「GH!?」イルガ「おまえたちはプロンテラで待っているんだ。」ユーファ「私も行く!」ロアン「僕も行きます。」キーオ「しかし・・・。」結局承諾。「わかった、何かあったらすぐに引き返せ。」『でも僕達がわがままをいったせいで』4人の行手に深淵の騎士が立ちはだかる。自分を犠牲に皆を逃がそうとするキーオ。「行け、ユーファ、行けーーーーっ・・・!」自分の悲鳴で目を覚ますユーファ。ベッドの中で子供のように泣きじゃくる。「兄さん・・・」〜CM〜
ユーファ、子供の頃の夢を見る。「にいさーん。」木の下にキーオが立っている。駆け寄ろうとするが、転んでしまうユーファ。泣き出しそうなユーファに、キーオはそっと四葉のクローバーを差し出す。「ほら」「にいさん、旅に出るってほんとう?・・・兄さんどうしてなの?」「ユーファ、空は広いなあ。いつの日かこの空の下に戦いのない平和な国を実現するために、兄さんはもっと強くなりたいんだ。」
朝。目をさますユーファ。身支度を整える。しばらくしてロアンが起こしに来る。「しょうがないなあユーファ、朝が弱いんだから。・・・ユーファ?」あたりを探すがユーファの姿が見えない。「まさか・・・ユーファ!」イルガのところへ行くロアン。「イルガさん大変です!ユーファが・・・!!」
薄暗い森をかけて行くユーファ。息を切らせて「兄さんは生きている!今、会いに行くから。でも・・・兄さんが生きているならどうして私に会いに来てくれないの。」突然ゴブリンの大群に襲われる。「HL!!・・・やったの・・・!?」殲滅したと思ったら背後から「ゴブリンリーダー!」不意をつかれたくさんのゴブリンにおさえこまれてしまう。「離して!」次の瞬間、森の中に笛の音が響きわたる。それを聞いてゴブリンたちが慌て始める。夢の中と同じ木がある。ユーファ、木の方に走っていくとそこには兄ではなく仮面の男が立っていた。男は話し始める。「かつて一人の男が死んだ。全てに絶望し、全てを憎んで・・・。お前にもみせてやる、この世の真の姿を」ユーファ「兄さん・・・」「さあ、おいで。」導かれるままにユーファ、引き寄せられていく。突如、男めがけて、くない(みたいなもの)がとんでくる。イルガ登場。「こいつはお前の兄ではない。」仮面の男、ヘイズは、ユーファに向かって問い掛ける。「・・・さあどうする?」ユーファは催眠術にかかったようにヘイズの元へすいよせられていく。ロアン「ユーファ、しっかりして!!やめるんだ、やつは・・・」ヘイズ「どうしたユーファ?」ユーファ「兄さん・・・」ユーファ一瞬ためらう。するとヘイズは去っていく。去り行くヘイズに声をかけるイルガ。「まて!」ヘイズが背中越しに合図をすると、ゴブリンリーダーが再び臨戦体制。
ゴブリンに囲まれるがイルガ一掃。「ははははは、ははははは・・・」ヘイズの笑い声が響く。ユーファ「あれは、本当にキーオ兄さんだったの?それとも・・・」その場にくずおれるユーファ。
再び町。マーヤ「ひさびさにおお儲けさせてもらいましょうか。」露店の準備をしていると瀕死の男が杖をつきながらマーヤに近づいてきた。「お、お前は・・・」マーヤのことを知っているようだ。「おぼえているか、俺のこと・・・」「?」しかしマーヤには心当たりがない。男はすぐに悟って「そうか、それよりたいへんなことが・・・お前の故郷アルベルタでたいへんなことが・・・」ばたり、話の途中で男は倒れそのまま息絶える。マーヤの悲鳴。「きゃあああああ・・・」〜続
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今回のユーファのはずかしシーンは、やっぱりあの、ノビ時代、顔面べと液まみれってるところなんでしょうか。・・・。いきなりディープな世界に行ってしまわれたようです。それからタキウスさんに一言。意外と世界は狭いようですね。「何にも当てがないのに見つかるほど・・・」すぐ見つかりました(・∀・)!そしてOPの兄さん。不安げなロアンを気遣って声をかけてあげるのはいいですが、「緊張するな。・・・もしもの時は、ユーファのことを頼んだぞ。」・・・って、余計緊張するだろ。
やっぱりそういうツッコミを期待してのシナリオなんだろう。うん、きっとそうだ。